「キャリアにおける自主性・自律性を実現する」
私はこれをジョブ型人事制度の重要な本質の一つであると考えています。
職務能力の80%は日頃の仕事、On The Jobで育まれると言われています。
経営戦略・経営目標と整合性のある部門目標・個人目標を設定し、その進捗の中で個人の強みと伸びしろをフィードバックする。その認知した強みと伸びしろを元に、次にどのような目標を設定し、どのようなチャレンジをするのかを考え、話し合う。そして、その「チャレンジ」で次のキャリアのためにどのようなスキル・経験・能力が得られるのかを認知する。
キャリアにおける自主性・自律性を育むために上記のような一連の流れが不可欠であり、これらに整合性・一貫性を保つための「システム」があることは「ジョブ型」ならずとも、今後の組織開発において非常に重要なポイントであると思います。
そのような意味において、経営戦略の策定から組織のデザイン・目標の管理・スキルの設定とキャリア分析まで、日頃の仕事に成長機会を見出し、社員のキャリア自立・自律に大きく貢献できるシステムの必要があると考えています。